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代表理事・檜垣圭祐書き下ろしコラムVol.3

死後事務委任契約と死後の手続きにかかる実費の確保


死後事務委任契約は、本人(委任者)が元気なうちに、委任する死後の手続きの内容(葬儀、納骨、遺品整理、役所等への諸届や各種解約手続きなど)を明確化した上で、受任者との間に締結する契約です。
死後事務委任契約の受任者は、委任者の死後、委任された死後の手続きを差配し、葬儀代金、納骨料、遺品整理の料金・・・といった実費の支払いを行います。
受任者は、こうした死後の手続きにかかる実費をどのように確保しているのでしょうか?
よろずパートナーズでは、「おひとりさま安心パスポート(スタンダードプラン)」を通じて死後事務を受任する場合、死後の手続きにかかる実費の確保に関しては、2つの方式からご選択いただくことにしています。
今回は、それぞれの方式の概要とメリット、留意点につき、ご説明します。

■ご契約時にまとめて預託!「預託金方式」

<概要>
 ご契約者のご希望を踏まえながら、葬儀代金(火葬場の費用を含む)30万円、納骨料3万円、遺品整理料金40万円(介護施設等に入居されている方の場合は、数万円程度で済むケースも多い)・・・
というように1つ1つ見積もりを取得し、合計額をよろずパートナーズに預託いただく方式です。
預託いただいた「死後事務預託金」は、よろずパートナーズの資産と切り離し、信託会社に開設した「信託口座」で分別管理するため、流用等の心配はありません。
また、よろずパートナーズや信託会社の経営に万一の事態が発生しても、倒産隔離機能により保全されるため、安心です。
将来、ご契約者が亡くなり、死後の手続きにかかる実費の支払いが必要になった段階で、よろずパートナーズは、信託口座から「死後事務預託金」を払い出し、葬儀社、寺院・霊園、遺品整理業者などへの支払いに充当します。
必要な支払い手続きを全て完了後、預託金に余剰が生じた場合は、遺言執行者もしくはあらかじめご指定いただいた相続人に引き渡します。
なお、生前に契約を中途解約される場合は、預託いただいた「死後事務預託金」の総額から、22,000円(税込)の手数料を差し引いた金額を、ご契約者に返還させていただいています。

<メリット>
 「将来必要となる金額を使ってしまわないよう、よけておく」という考え方は、感覚的にわかりやすく、多くのご契約者が選択されている方式です。預託の手続きを終えた後、晴れ晴れとした安堵の表情を浮かべられる方が多いのが印象的です。

<留意点>
 死後の手続きの内容によっては、「死後事務預託金」の金額は、150~180万円程度の金額になることがあります。
「まとまった金額をよけておくタイミングが、今なのか?」ということについては、老後のマネープランに照らし合わせた上で、検証する必要があると思います。
なお、実際にご契約者が亡くなるのは、何年先になるかわかりません。
この間、物価上昇の可能性があり、亡くなった時点での死後の手続きにかかる実費の金額が、ご契約時の見積もり額から上振れるリスクがあります。
こうしたリスクに備えるため、通常10万円程度の予備費を預託いただくことにしています。

■遺言執行者を通じて遺産の中から支払い!「遺言書方式」

<概要>
 この方式では、あらかじめ、ご契約者に遺言を作成しておいていただくことが前提となります。
ご契約者が亡くなった後、よろずパートナーズは、死後事務委任契約の内容に従い、死後のさまざまな手続きを差配し、各種実費をいったん立て替え払いします。
よろずパートナーズは、立て替え払いを行った金額を遺言執行者に請求し、ご契約者の遺産の中から支払いを受けるという仕組みです。
不備のない遺言を確実に作成し、執行時の手続きもスムーズに進むよう、遺言は公正証書遺言に限定し、遺言執行者には司法書士、弁護士などの専門家をご指定いただくことを条件としています。

<メリット>
 ご契約時に死後の手続きに必要となるまとまった金額を「よけておく」必要がないため、老後のマネープランに与えるインパクトが小さい点がメリットです。

<留意点>
 死後の手続きにかかる費用は、遺産の中からの支払いとなるため、死後事務委任契約で指定した死後の手続きに必要な実費相当額が、亡くなった時点で残っている必要があります。
なかなか大変なことですが、必要な金額がしっかり残るよう、やりくりいただく必要があります。
なお、公正証書遺言の作成にあたっては、公証役場に支払う手数料や作成をサポートしてくれる専門家に支払う手数料がかかる点も、頭に入れておく必要があります。

■「おひとりさま安心パスポート」のお問い合わせは、「シニアと家族の相談室」へのお問い合わせが便利です。

「おひとりさま安心パスポート」のお問い合わせは、一般社団法人よろずパートナーズの提携先である株式会社鎌倉新書が運営する「シニアと家族の相談室(錦糸町マルイ5階)」へのお問い合わせが便利です。
対面でのご相談は、「シニアと家族の相談室」のほか、新宿駅西口すぐの京王百貨店新宿店4階の「Lounge K」でも可能です。まずはお気軽にお問い合わせください。

【シニアと家族の相談室】
住所:〒130-0022 東京都墨田区江東橋3-9-10 錦糸町マルイ5階
フリーコール:0120-948-644(10:30~19:00 土日祝日対応可)
WEBでのお問い合わせ: https://shukatsu.life/inquiry/

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